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デザイン・リサーチの思考様式① −問いと知識の海の反復運動−

デザイン学研究

博士論文は、プランニングが大切といいます。とりわけ、リサーチ・クエスチョンの設定は肝です。

Defining your research question(s) is probably the most important step to be taken in a research study, so you should be patient and allow sufficient time for this task (Yin)

リサーチ・クエスチョンを立てるまでの思考様式が、非常に本質的に重要だと感じています。

端的に言えば、”問い”と”知識の海”を行ったり来たりの反復運動のように思います。

仮説的に問いを立てて、その問いが本当に意味のあるものなのか、学術的知識の海に飛び込んでいく。。これを再三繰り返して、問いをブラッシュアップしていきます。

これは、いわゆる”デザイン思考”のプロセスとも似ていますね。デザインワークも学術的探求ワークも、詰まるところは、行ったり来たりという反復プロセス(iterativeなプロセス)は、創造的で意味のある成果を得るために、不可欠な思考様式、と見ることができるかもしれません。

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とりわけ、デザイン学ではその傾向が顕著

とりわけ、デザイン学の研究は、”他の科学と異なる”と言われています。

それは、デザインはそもそも『科学』なのか?という問いも実は背後にあるのですが、自然科学や多くの社会科学での研究に見られるような『仮説検証型』というよりは、デザインの研究は探索的な探求が多いのが特徴にあります。

リサーチメソッドとしては、定量的分析よりも定性的分析が傾向としては多いです。最近では、定量と定性の両方を組み合わせたMixed Method Apprarchもデザイン学でも唱えられてきていますが、やはり、本質的にデザイン学は探索的な側面が強いです。

このデザイン学の特性は、デザイン活動そのものを研究するデザイン学という関係と密接に関係しているでしょう。

フェーズごとにも反復的思考が求められる。
①リサーチデザインフェーズ /②実行フェーズ / ③統合フェーズ

そしてこの反復運動は、アカデミックなデザイン・リサーチのフェーズごとにも当てはまるように思います。

すなわち、①リサーチデザインフェーズ、②実行フェーズ③統合フェーズです。

私はまだ今は①のデザインフェーズで試行錯誤しております。。

また、周りの友人も、①のフェーズでテーマ探求に試行錯誤しています。

いわゆる”デザイン思考”とデザイン・リサーチ(学術的な)の共通性が見えてきました。

デザイン・リサーチの思考様式については、いくつか感じるところがあるので、折に触れて書き残して行こうと思います。

Ciao grazie!

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