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英語で修士論文や博士論文等の文章を書く際に役立つ情報まとめ(①導入編)

博士課程

英語で論文を書くのって、様々な難しさがありますよね。

文章の構造はもちろん、フレーズや文節に始まり、単語の選定にまで気を配っていくことが必要になってきます。

一文書くのに、どれだけの時間をかけたのだろう、、そう思ってなんだか虚しくなることもあります。

もちろん、一朝一夕には英語で文章を書くことは上達はしません

しかし、文章を書く基本は、いくら意識しても意識しすぎることはありません

また、書いた文章を学会等で報告することも必要です。

そのときは、文章を書くスキル以外にも、話し言葉で伝える必要もあります。

意外とこの話すスキルというのは、研究者の間でも軽視されがちな気がしますが、実は超重要。

うまく話すスキルがあれば、自分たちの研究を的確に伝えられることはもちろん、学会でのネットワーキングにも役に立ちます

ここでは、私の通うミラノ工科大学博士課程の共通科目である、”English for Academic Communication”の授業での学び参考に、英語で文章を書き、話し言葉で伝える、という一連の活動について、考え、みなさんと共有したいと思います。

それには様々な論点がありますので、いくつかのブログ記事に分けて少しずつ書き足していきます。

今回は、基本となる導入編です。

目次

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前提認識!書くこと(Writing)だけでなく、話すこと(Speaking)の両方の量と質を高めること

英語で論文を書く。

修士論文や博士論文では、まさに論文という通り、書くことが求められます。

そうすると、書くことにばかり意識が行きがちになりますが、実は、英語で論文を書く際には、話すことも同時に同じくらい高い意識を持つことが重要になってきます。

なぜでしょうか?

それは、書いた論文は、学会等で口頭で報告され、コミュニティに共有され、究極には、科学的知識の発展に貢献することが求められるから、ということになります。

そのためには、単に書いて終わり、ではなく、適切にコミュニケーションされる必要があります。

そのためのスキルを身に着けていくことが非常に重要です。

したがって、英語で論文を書く、という活動を考えたとき、書くことだけでなく、話すことも同時に意識を持つことが極めて重要です。

オーラル プレゼンテーションは、計画されたスピーチの一形態です。

経験豊富なプレゼンターがうまくしゃべっていても、自然発生的なスピーチイベントではありません。

書くことと話すことの両方を身につけることが大切です。

 

 

 

 

 

 

どちらから先に身につけるべきか?(Writing vs. Speaking)

書くことと話すこと、両方が重要とわかったところで、どちらを先に「重点的に」身につけるべきか、という話になります。

結論を先に言えば、「書くこと(Writing)」ということになるでしょう。

というのも、僕らのような第二言語として英語を学ぶ場合には、単純に学ぶ機会や効果を考えると、こちらの方が効率的だからです。

第一言語を学ぶ際には、自然に自発的的に学びますが、第二言語を学ぶ際には、生活環境の周りには第二言語は溢れていません。意識的に学ぶ必要があります。

また、書き言葉を先に効果的に学ぶことで、先程の図でいうスピーチの計画が容易になります。

学会での発表などは、たいてい、論文をベースにスピーチを構成し、話します。(アドリブでできてしまうような方も中にはいるにはいるかもしれませんが、まれでしょう)

書き言葉を通して、英語で考え、表現する力を養い、話し言葉で効果的にコミュニケーションをする。

この意識が大切です。

この次は、いくつか具体的な論点も書いていきたいと思います。

Ciao Grazie!

博士課程
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