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[初心者鉛筆デッサン vol.5]ガラスのコップを描いてみる。

デッサン

初心者デッサンシリーズの第5弾。今回のモチーフは、「ガラスのコップ」です。楕円と円柱が基本形です。特に今回の学習ポイントは、ハイライトの表現です。ガラス素材は、光を反射します。なので、光が強く反射されている部分(=ハイライト)の表現とそれ以外の部分をグラデーションや鉛筆の立て方の違いによって表現していきます。

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目次

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まずは、基本形となる楕円と円柱をしっかりと形取ること。

ガラスのコップのモチーフの基本形は、楕円形と円柱です。基本となる形を観察し、丁寧に形をとっていきます。コップの飲み口部分は楕円が二重になっていることも観察することで理解できますね。難しいのは、飲み口部分の楕円の大きさと、底面部分の楕円の大きさが微妙に異なることです。大きさの比率を鉛筆を定規のように使ってよく観察します。また、飲み口部分と底面部分の距離も同じように良く観察してリアルな大きさを再現するようにします。

僕は何度か挑戦してよい楕円が取れたと思いましたが、やはり後で振り返ってみると、微妙に曲がってしまいました。まだまだ練習が必要ですね。

続いて、モチーフをよく観察してハイライト部分やガラス面への映り込みを描くこと。

今回のポイントとなるハイライト部分の表現です。よくコップを見てみると、光を反射して白く一番輝いている部分が見えてくると思います。その部分がハイライトです。その部分は、「白」つまり、全く鉛筆を入れないことで表現します。この白を基準に、最も濃い影の部分を黒くしていく、というイメージです。

特に大事なのが、ハイライトのシャープさを表現すること。ハイライト部分は、モヤッとボケている、というよりは、シャープに尖っていることが分かります。ハイライトの周り部分とを濃く力強く描き、逆にハイライト部分を消しゴムの角でくっきりと削ってあげます。

そのことで、コントラストを強調するのです。

こうやってコントラストを表現することで、ガラスの質感を表現する、ということを体得していくことが、今回の主な狙いです。

最後に、影をつけて立体感を表現すること。

最後に、コップの立体感を表現します。そのためには、影を良く観察します。グラデーションがポイントです。何度も塗り重ねたりして色に濃淡を出していきます。また一方で、練りゴムを上手く使うことで、ボケ感を演出していきます。全体的な雰囲気も意識しながら、細部を細かく観察し、表現しきる、という気持ちが大事です。

以下が完成形です。後で見直すと、影の部分が不自然なラインになっていたり、内側の湾曲した光の具合が曲がっているかなぁという印象があり、まだまだ練習が必要です。

Ciao ciao!

ガラスのコップ。

↓ 初心者の鉛筆デッサンにおすすめです。

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