デッサンの記録、第4弾です。今回は、「升」を描きました。
升は、直方体や正四面体のオブジェクトを基本としたモチーフとして捉えることができます。
但し、単なる直方体や正四面体との違いもあります。
木の質感や空洞部分への影の差し込み方の表現がポイントです。
木目の模様をリアルに写し取れると、升の木の温かな温もりが感じられると思います。
目次
まずは、基本となる四角のかたちをとる
まずは、単純な直方体と同じように、四角のかたちをとっていきます。
この時、とっても大事なのが、パースを捉えること。
四角のオブジェクトは、全ての辺が同じ長さに見えるというわけではありません。
奥に行くほど、辺が遠くに感じられ、短く見えるのです。いわゆる、遠近法というやつです。手にもっている鉛筆で辺の長さを測るようにして、大きさのバランスを捉えます。片目を閉じて、効き目を開けて、
よーく観察していきます。
直方体と違って難しいのが、この四角の辺が升の飲み口の内側にもあるということ。
この時、とっても大事なのが、パースを捉えること。
四角のオブジェクトは、全ての辺が同じ長さに見えるというわけではありません。
奥に行くほど、辺が遠くに感じられ、短く見えるのです。いわゆる、遠近法というやつです。手にもっている鉛筆で辺の長さを測るようにして、大きさのバランスを捉えます。片目を閉じて、効き目を開けて、
よーく観察していきます。
直方体と違って難しいのが、この四角の辺が升の飲み口の内側にもあるということ。
直方体が2つ重なっているようなイメージです。
これらの辺の一つ一つが上手くバランスしないと、升には見えません。
辺のバランスがとっても大事ということですね。
かくいう僕も、何度も失敗して、まぁ升に見えるかなというレベルですが、形を取り切りました。
辺のバランスがとっても大事ということですね。
かくいう僕も、何度も失敗して、まぁ升に見えるかなというレベルですが、形を取り切りました。
続いて、影に濃淡をつけていく。空洞部分の光のグラデーションをよく観察!
形がうまくとれたら、次は影をつけていきます。
光の入ってくる方向をよく理解して、影がどのようについているのか捉えることが大事です。 よーく観察すると、升の内側には異なる影の層があることが分かります。この場合、右側から光が差し込んでいますね。升の右側面が光にとっての障害になっており、
そこにまた影ができるのです。この影の角度を意識しながら、全体の影もバランスよく整えていきます。
光の入ってくる方向をよく理解して、影がどのようについているのか捉えることが大事です。 よーく観察すると、升の内側には異なる影の層があることが分かります。この場合、右側から光が差し込んでいますね。升の右側面が光にとっての障害になっており、
そこにまた影ができるのです。この影の角度を意識しながら、全体の影もバランスよく整えていきます。
影の質感も表現します。シャープな影やぼやっとした影。
同じ影といっても、反射する対象物や影を生み出すモノ、光の強さや強度によって
影の表情は全く異なってきます。
影に対する、自分の目の解像度をどんどん高めていくことが大事ですね。
最後に、木目を注意深く写しとっていく。
形と影全体のイメージができたら、最後は木目をとっていきます。
これで木の質感だとか温かな温もりを表現することができます。
これで木の質感だとか温かな温もりを表現することができます。
はじめは全ての木目を写し取ろうとするのではありません。
大きく目立つ木目から、写しとっていきます。
極端に言えば、その大きな木目だけでもきれいにとることができれば、それでいいという考えもあるくらいです。
デッサンでは、対象物を写真のように写しとることだと思っていました。
けれども、全てを写真のように写しとるというよりも、そのモチーフのモチーフらしさを表現する、
ということで言えば、一番強い木目を表現するということもありなんですね。
以下がぼくの「升」の作品です。
よーくみるとパースのヅレなどがやはり気になります。
影の表現や木目の表現は、まだまだレベルアップが必要です。
みなさんも、是非チャレンジしてみてください。
影の表現や木目の表現は、まだまだレベルアップが必要です。
みなさんも、是非チャレンジしてみてください。
Ciao Ciao!!
升 |
↓ 初心者の鉛筆デッサンにおすすめです。
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