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『貢献思想・貢献主義』が世界を良い方向へ前進させる!?

博士課程

SDGsが声高に叫ばれるようになっていますね。

そんな中、どうしたら、SDGsが達成できるのだろう、そんな疑問が湧いてきます。

まずゴールを掲げるのはとても良いことだろうけれど、具体的にどうしたらよいのだろう?
企業や個人は、何をどうやってこのゴールを達成できるのだろう?そんな疑問です。

そんな中、一つのふとした問いと仮説に行き当たりました。

これまでの目標達成の考え方で、このSDGsは達成できるのだろうか?それとも、アプローチを少し変えていかないといけないのか?

もう少し言い換えると、

様々な地球環境問題や人口爆発による食料難問題など、地球規模・人類規模で起こっている巨大な課題に対して、これまでのアプローチや思想で、果たして本当に世界は良い方向に前進できるのでしょうか?

こんなことを考えているとき、一つの興味深い視点に行き当たりました。

学問の世界は、何世紀にもわたり、人間の知識を前進させてきている。しかも、特段、お金や成果というものがインセンティブになっているというわけでは(必ずしも)ない。

どんなモチベーションが、これを前進させているのだろう?

そして、これは、『貢献すること』。このモチベーションやコモンセンスが広く浸透していることが大きいのではないか。そんな仮説に至りました。

そして、この『貢献すること』という考え方が、実は、地球規模・人類規模の課題解決を促進する上では、非常に重要ではないか?

また、もっと身近な文脈で見ても、新しい働き方が求められる昨今、企業経営においてもこの『貢献すること』をベースにきちんと評価することで、会社経営も良くなるし、SDGs経営にも資するのではないか?

こんな妄想をしてみました。

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『貢献思想』とは?(仮説)

そもそも、『貢献思想』とは何でしょうか?

ある特定の分野・文脈において、何かを貢献することに重きをおく考え方。

このような捉え方で個人的には考えています。

それは、いわゆる『成果主義』とは違う気がしています。成果主義というと、具体的な定量目標(定性の場合もある)が設定されて、それを達成できたかどうか、という成果で評価されるでしょう。

貢献というと、特定の分野や文脈において、あるゴールに向けて、なにか進歩・前進に対して貢献したかどうかという発想で考えられるのではないか、そう感じたのです。

こんな妄想をしていたところ、貢献主義という考え方があることにも気が付きました。やはり、このようなスタンスでの議論は人事評価の文脈でもなされているようです。

アカデミアにみる『貢献思想』

実は、こんな発想に至ったのも、学問の世界の原動力ってなんだろう?と考えていたことに端を発します。

学術研究の世界では、この種の『貢献思想』が根底にあり、科学的知識の前進の原動力になっていると感じます。

この傾向は、学問分野を問わず、全ての領域で共通してみられる基本的な指向性です。

具体的には、研究では、論文が基本的なフォーマットになりますが、その論文の最後の節で、この論文のContribution(貢献)を述べるのです。

  • 既存の学問的な知識体系に対して、この論文は何を貢献したか。
  • 当該学問分野の発展に対して、この論文は何を貢献したか。
  • 実務や実践の発展に対して、この論文は何を貢献したか。

これらの貢献の目線を、研究を始める以前から意識して、研究者は研究活動を行います。そうでなければ、独りよがりの『エッセイ』になってしまい、学問的な知識・知見としては、コミュニティからは認めてもらえません(そもそも論文として出版されない)。すなわち、この貢献すること、(=貢献思想)が、コモンセンスとして共有されており、学術の発展を促している、ということが言えるかと思います。

そして、面白いことは、この『貢献思想』をコモンセンスとした科学的営みが何世紀にも渡り、学問の発展を促してきた、という事実です。(他にも当然、研究費獲得などのインセンティブがあるのでしょうが、論文を出版することが大学の生産性を図る上での重要なKPIになっていることを考えると、ベースとなる思想はこのような考え方にあると、私は捉えています)

そして、少しずつの小さな『貢献(Contribution)』の集積が、これまでの科学的知識の進展そのものである、と捉えられるのです。

このような目で見ると、人類レベル・地球規模の課題解決や進歩には、この『貢献思想』的発想が、実は有効なのではないか。そんな風に思われたものです。

果たして、仮説構築と検証に関しては、今後の研究に委ねます。私自身もこのテーマを片隅に、もう少し思考を深めて行きたいと思います。

Ciao Grazie!

 

 

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