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欧州・イタリアのデザインスクールで学んだこと

イタリア
「良い出会いは、人に良い気づきとひらめき、意味を与えてくれる。」
 
これは、一つの大きなコアな学び、そして、ここで出会った人への感謝です。
 
今日は、イタリアで出会った大親友のGuilhermeと約10ヶ月ぶりに再会しました。
イタリア・ミラノのデザインウィークへの訪問と、今後中国で働くための労働ビザ取得のため、イタリアに一時戻ってきたのです。
 
彼と過ごし、この2年間での経験がクリアに思い出され、改めてここで気づき、感じたことを少しでも残しておこうと、とどめておきます。
 
「イタリアのデザインスクールに行って、自分は何を学び、何を得たのか。」
 
これは自分にとって今、そしてこれからも問い続けていくべき問いとなると思います。
それはこの2年間ということの総まとめだけでなく、今後の自分の生き方への指針をくれるものと信じています。
 
同じ環境で、異なるバックグラウンド(専門分野や国、文化、言語、習慣、など)が全く違う人達同士が学び、共に新しい何かを創っていく。
その経験は、単なる教科書や本を読んで、理解する(Entender)とか知る(Saber)を超えた、深い経験に基づく理解、気付き(Comprender)、体験的に知る(Conocer)の体験を通じて、得られた経験かなと思います。
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目次

デザイン思考だけじゃない、学び。何を得たか。

①   デザイナー/ストラテジックデザイナーとしての「視点」を獲得
視点の獲得により、異なる極を往復する思考が可能になる。振り子の思考者同士のコラボレーションが、更なる多次元的振り子の思考を生む。(水平思考)
(それがないと、会話ができているように、表面的に見えても、全然できていないことが多い。文化の理解もあるし、相手の視点を理解しないと、議論ができない。咬み合わない→新しい地平へのアウフヘーベンができない)
 
② 視点の共有によると多様性のチームによる、コラボレーション・ファシリテーターとしての可能性を見たことと、その基礎的素養を身につけたこと。(どんな人とでもコラボ出来るという自信。クリエイティブ・コンフィデンス(個人的・グループ的))
 
③ デザインの幅広い可能性と、多分野分野の基礎が身についたこと。(ストラテジックデザイン、プロダクトデザイン、建築、インテリア、グラフィックデザイン、プロダクト・ポートフォリオ、ビジネスモデル)
 

いろんな気付きと学び、感動をくれた、友達に感謝です。

ブレインストーミングに花が咲いてしまう、デザインスクール学生

さらに、久々に会って、自然な形でのブレインストーミングというか、妄想に花が咲いて、本当にExciteした時間でした。

・新しい洗濯機のデザイン・エンジニア的側面からのユーザーリサーチ/エスノグラフィックリサーチ/インタビューと、ヒントの獲得。

・そこからの、ArchExpoへの飛躍と、さらにArchExpoのビジネスモデルのリニューアル案の話。

3人の異なる視点と、共通の基盤、面白い問題の設定が重なって、ディスコースが止まらない、飛躍に飛躍を重ねる時間となりました。これは、本当に楽しかった。

カプレーゼ作りまで、Co-creation

写真は、最後に作ったカプレーゼ。Luisaの家に招待されて、手土産に作ったのですが、
実は裏話もあって、思い出深い一品。

















Guilが楽しく作りすぎて、Luisaが待ってるっていうのに、鼻歌まで歌いながらクッキング。僕は早く行こう、貴重な時間なんだから、一緒にいる時間を増やすべきだというけど、こういうプロセスを楽しむのを重視するのはやはりラテン系です。
 
作り終わったと思って、Luisa宅に向かってドアに付いたところ、チーズをのせることを忘れたことに気づいたGuil。「I need to come back to home to put cheese!」とか言い出す始末w。もうLuisaにあったら喜んでくれるって!って説得して、なんとかLuisa宅に到着。ことの顛末を話すと、Luisaがなんとチーズを持っていて、最終的にやっと出来上がったカプレーゼでした。
 
3人の共作のカプレーゼ。とても思い出深い一日になりました。

国を超えた友情、これぞ、留学の醍醐味

そして、友情を表現する上で、嬉しく感動的だったGuilの言葉。

「人は、殆どの時間を未来を作るために生きている。未来に向かって歩いている。仕事はまさにそうだ。しかし、本当の友達、経験を共にした友達との時間というのは、「今を楽しむこと、今を愛おしむこと」を許してくれる。「感動を共有し、時間を共に楽しむこと」を許してくれる。そんな友達になれたことを、心から嬉しいと思う。」

もう涙が、、(泣)。「Guil, You should become a poet!」

時には馬鹿なことをともにし、笑い、おどけあい、時には、真剣な話もし、感動的な話を腹を割って出来る。そんな友人ができたことに、喜びと感謝を思います。

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