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ミラノ:コロナ禍の中、ニューノーマルに進化する市民と街

イタリア−欧州−生活

2020年2月−3月にパンデミックになって以来、イタリアは国と市民の総力をあげて、このコロナ禍を乗り切ってきたんだな。

街をゆく人々の様子や、スーパーでの買い物をする中で、そんな大きな変化を感じます。

9月になり、新年度が始まるミラノに戻った僕は、検疫のため14日間の自宅待機生活を終え、街に出ることができるようになりました。

一歩も家から出れずに耐え忍んだ14日間。やっと外に出て思う存分、青空の下、新鮮な空気を吸いました。目に飛び込んできた風景は、この危機を乗り越え、前に進んでいく人々の姿。

目次

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変化① 待ちゆく人のほぼ皆がマスクをしている

イタリア人と言えば、もともとマスクをするような人たちではありませんでした。

ほとんどすべての待ちゆく人々がマスクをしています。

まるで外国に来たようです!(外国なのですがw)

ルール的には、18時以降はマスクを付けてください、という政府の方針があるのですが、18時以前の日中にも関わらず、皆がマスクを着用しています。

やはりこのパンデミックの教訓はとても大きかったのですね。

よく観察すると、マスクの柄もどことなく派手だったり、カラーもvividなものだったりします。イタリア文化を感じますね。

変化② 大型スーパーエッセルンガのオペレーション進化

今日は買い物に来ました。ネットスーパーが発達していて、もうこれでいいじゃん、って思ったりもしたのですが、やはり大型スーパーに足を運ぶと気持ちも上向きます。

3月に日本に戻る前は、まだオペレーションもしっかりしておらず、2時間待ちをして店内に入るのがやっとでした。

さて、今回はどのくらい待つのだろう。少し覚悟して訪れましたが、そこには以前とは全く別の世界が広がっていました。

待ち時間がなくなっていた (Before 2時間→After 0秒)

なんと、待ち時間ゼロです!(*_*)

当たり前といえば当たり前じゃん、と思いがちかもしれません。

しかし、3月には2時間待ちだったんですよ。

それが、全然待たずに入れるではありませんか!

これは、大きな進化です。エッセルンガの経営陣と現場、それから市民の人たちがみんなで頑張って作り上げた新しいスーパーの形がありました。

ソーシャルディスタンス対応の店舗スペース活用

中に入ると、広々としたスペースに驚きます。

 

 

 

 

 

 

 

以前は所狭しと野菜たちが並べられていた棚があったのですが、それを大胆にもとっぱらってしまいました。

これは大きな経営判断です。売上よりも、お客様の安心安全を第一に考えた結果ですね。

とても安心して買い物ができます。

追いやられたのは、ワインたち。

スペースをこれだけ広く取るためには、これまでの売り物を縮小しなければなりません。何を減らしたのかな。そんな風に散策していると、なかなか減らされた品がわかりません。あれ?こんなにスペースとってるのに、品物もたっぷりあるぞ。おかしいな。

そんな風に歩みを進めていると、はい、ありました。犠牲者たち。

ワインくん。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あら、ワインのスペース減ってないかい?

以前はこの2倍ほどのスペースがあったのですが、1列の半分に減らされています。

なるほど。流石に、野菜や肉、魚やチーズ、パスタやビスコッティなどの生活必需品は減らせませんからね。ワインが犠牲になったのですか。

ワインも確かにイタリア人にとっての生活必需品かもしれませんが、お酒というのは別物なのでしょうかね。

これでも日本と比べたら、圧倒的な品揃えですが。

ということで、とても快適なお買い物ができました。

Grazie.

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