こんにちは。羽山です。
ミラノのデザインショールームをご紹介するシリーズ第6弾です。
今回は、Spazio Rossana Orlandi(スパッツィオ・ロッサーナ・オルランディ)。
こちらはショールームというより、ギャラリーです。
オーナーのRossana Orlandi氏は、ミラノでインテリアデザインの目利きとしてカリスマ的なマダム。ここは、彼女の注目するコレクションやアート、デザインが見られる展示スペースです。
目次
Spazio Rossana Orlandiってどんなコンセプト?
Spazioは、イタリア語でスペース、空間の意味です。
その名の通り、Rossana Orlandiの空間というこの場所は、オーナーの選ぶデザインやアートが集まっている展示スペースです。
2002年に、Cadorna(カドルナ)駅近くのマジェンタ地区にオープン。
古い建物をリニューアルし、家具はもちろん、アートやファッションのギャラリーとして注目を浴びています。
また、一部はショップやレストランにもなっていて、買い物や食事を楽しむこともできます。
基礎情報:場所・営業時間等
場所は、ミラノの玄関口の一つ、Cadorna(カドルナ)駅から歩いて12分程度。
S.Ambrogio駅か、Conciliazione駅からでもいけます。
本当に隠れ家的な場所なので、迷うかもしれません。(ぼくは迷いました(笑))
なので、下記の地図を良くご参考に行かれることをオススメします。
S.Ambrogio駅か、Conciliazione駅からでもいけます。
本当に隠れ家的な場所なので、迷うかもしれません。(ぼくは迷いました(笑))
なので、下記の地図を良くご参考に行かれることをオススメします。
基礎情報
Spatio Rossana Orlandi HP: http://rossanaorlandi.com/
場所:Via Matteo Bandello 14/16 20123 (ミラノギャラリー)
営業時間:火曜日〜土曜日 10:00 – 19:30
場所:Via Matteo Bandello 14/16 20123 (ミラノギャラリー)
営業時間:火曜日〜土曜日 10:00 – 19:30
エントランス。ちょっと奥まったところにあるので注意が必要です。 |
Spazio Rossana Orlandiのギャラリースペース
ギャラリースペースに入ると、キュレーターのスペイン人の女性が案内してくれました。
多国籍なお客さんに対応すべく、イタリア語はもちろん、英語、スペイン語で対応してくれるそうです。
内部と外部ともに広々とした空間に様々な展示スペースがあります。
正直言って、超ゴージャスなインテリアたちが主張しまくりなイタリアンギャラリーと言う感じで、一つ一つのアイテムから受ける刺激がとても強いスペースでした。
このスペース一つだけでも、本当にお腹いっぱいになって帰れると思います。
今回は、オランダの気鋭のデザイナーPeit Hein Eekの特設展示がやっていました。
(デザイナーのHPはこちら。(Piet Hein Eek)
内部の展示スペースの一角。 |
展示商品ご紹介
展示商品は、非常にバリエーションに富んでいます。
ここではその一部をご紹介します。
こちらのテーブル、非常に印象的です。ガラス素材ですが、内側に数々の可愛らしいモチーフが組み込まれているデザイン。色もオレンジとグリーンの補色を使っていて、とても綺麗です。放射線上の配置がとてもインパクトがありますね。
様々な小さなモチーフが綺麗に埋め込まれたガラスのテーブル |
こちらはびっくり。ただの時計ではありません。というか、ただの椅子ではありません。
時計を椅子にしてしまった、というなんとも型破りなコンセプト。
これ、座ってみましたが、しっかりとした作りです。
それでいて、おしりのあたりから、「カチッ、カチッ」と音がかすかになっているようで、ちょっと不思議な感覚。時間が気になったら、腕時計やスマートフォンではなく、
おしりのしたを見るのも斬新な体験です(笑)
時計をそのまま椅子にしちゃった。 |
先ほどのオランダのデザイナーPeit Hein Eekのワーク。リユース品の木材だけをパズルのように組み合わせて作った作品。異なる木材が、いい具合に咬み合っていて、木のテーブルとしてのおしゃれな存在感があります。それでいてとてもエコなプロダクト。
3Rの理念を体現したテーブル。リユースマテリアルのみ使用。 |
こちらは、椅子。ですが、作り方が斬新です。3Dプリンターを使っているのですが、
単にプリントしただけではありません。
一枚一枚のパーツをプリントして、それをミルフィーユのように貼り付けて組み立てていった、というもの。
こういう作り方での新しい提案がギャラリーで気軽になされるあたりが、やはりミラノのデザインの土台を感じますね。
3Dプリントのパーツを一個一個パズルのようにはめこんで作ったチェア。 |
このスペースは広すぎたので、こちらに続きを書きたいと思います。
Ciao ciao!
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