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製品・サービス開発における「世代論」理解のススメと限界

戦略的デザイン
出所:Morguefile

「世代が違うと、文化が違う。よって、違う世代の人は何を考えているか分からない。」

出所:Morguefile

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こういうことは、よくあることですね。僕は所謂「さとり世代」と言われる世代です。よく分けの分からない世代として取り上げられる、その世代でしょうか。「さとり世代」とくくられて解釈されていること自体、最近知りました(笑)恥ずかしながら。

さとり世代は、「結果をさとり、高望みをせず、無理な行動をしない」世代のようです。もっというと、「モノを買わない」「旅に出ない」「酒を飲まない」「恋愛に淡泊」など。

この中で僕の当てはまるのは、「モノをかわない」くらいでしょうか(笑)旅は好きだし、お酒も飲みます。恋愛は、、まぁそこそこでしょうか(笑)

とまぁ、このくらいの当てはまりだと思うので、世代論を無闇矢鱈と振りかざしてみなを一緒くたに理解するのは難しいでしょうし、理解される方もステレオタイプ当てはめられているようで息が苦しいですが、メリットもあります。限界も。製品・サービス開発の文脈で考えてみましょう。

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目次

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メリット:ペルソナ理解の「サポート」

「サポート」というのがポイントです。なんでも、世代論とか年代によるセグメンテーションとかを推し進めていくと、それなりに「ペルソナ」的なものに行き着くかと思います。

でも、そこから作られる「ペルソナ」はあくまで抽象化したものから生み出された超架空ペルソナ。

そうではなくて、リアル個人から、ペルソナを作る時の、リアル個人理解のための「サポート」として世代論を使うのが有効かなぁと思います。

あくまで、スタートはリアル個人。ここを間違えずに、その理解を助ける補助として知識ベースでもっておくのが、世代論のメリットかなと思います。

デメリット:「世代論」を推し進めていくと、マーケティング戦略が見える?

「もはや大衆はいない。居るのは少数の聴衆だけだ。」

こういう時代には、セグメンテーションを軸としたマーケット・プル型のアプローチ自体に限界がある場合が多いですね。だから各企業は新商品・サービスでヒットを生み出すのに苦労すると思います。

マーケット・プル・アプローチを進化させるために、世代をよく理解して、クロスジェネレーションなどのアプローチを考えて、、とこれはこれで理論的にはうなずけるのですが、お金と時間という体力のある企業ならこれもできるかもしれません。でもこれだけではなかなか上手く立ち行かないのでは?

セグメンテーションをベースとした、しかも、年齢という軸をベースにした切り口ということに、限界がありそうです。いるのは少数の聴衆ですから。

と、「結果をさとり、高望みをせず、無理な行動をしない」さとり世代的なビューポイントから考えてみました!

Ciao ciao!

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