日本語でのプレゼンテーションもさることながら、英語でのプレゼンには、それなりの準備が必要だし、本番当日もTipsがあるなと思いました。
今回、修士論文発表に向けた準備と当日のプレゼンから実践し、学んだことを書いてみます。
目次
ストーリーを意識してプレゼン資料を作りこむ。
まずは目次を決めることです。その上で、全体の構成をパワーポイントで1枚1枚落とし込んでいきます。たまに全体像を考えずに、いきなり言いたいこととか部分から作成を始めてしまう人を見かけますが、これは効率が悪いですし、言いたいことが結局伝わらない結果となるでしょう。
目次や全体像を考える上では、ストーリーがとても大切になります。この時点で、ストーリーが描けていないと、いくら一枚一枚のスライドや画像、コンテンツを作りこんだところで、伝わり方は大きく減少してしまうでしょう。ストーリーの型には、色々な型がありますが、プレゼンの内容に合わせて、使い分け、時には生み出していくことも必要になります。「起承転結」は日本でも良く馴染んでいる分かりやすい方法です。
全体像が描けたところで、各章と部分の作りこみをします。
最低3回は口頭で練習してみる。
おおまかに全体と章、各ページの作りこみができたら、実際にプレゼンの練習をします。この時、今回の経験を踏まえて、大切だと感じたポイントは以下です。
−声に出して練習すること。
−本番を想定して時間を区切って練習すること。
−英語の言い回しを洗練させておくこと。
この中で、特に、本番を想定して時間を区切って練習することは、大事です。ここで、時間制限の中で、どのページにどれだけ時間を割くべきなのか、場合によっては飛ばすべきなのか、というようなことが分かるだけではなく、より効果的に説明するために、必要があれば、パワーポイントの見直しが必要になるのが分かるからです。
特に、自分の中で良くありがちだったのが、「接続詞」となるスライドの追加です。
前に述べたストーリーの中では、中々接続詞にまで焦点が当たりきっていなかった、などということが、実際に通して練習してみることで、分かることが多いです。
なんか話しにくいなぁと思ったら、「接続詞」の存在を疑ってみて、場合によっては一枚スライドを足してみる、くらいのことが必要です。
また、3回練習することで、時間間隔が染み付いてきます。時計を観なくてもなんとなくわかってくるし、言い回しも洗練されてきます。
想定質問を書き出して、回答を予め資料に盛り込む。
練習が大分できたら、想定質問を書き出してみて、予め回答を考えるだけでなく、資料に盛り込むことが大切です。きっと聞き手はここが気になるに違いない、とあたりをつけて、資料の中に反映させておきます。
場合によっては、資料にトラップを貼っておいて、質問させるようにしておく、というのも手かもしれません。「ここが気になるなー」という気持ちにさせるような仕掛け、トラップを創っておくことで、質疑応答もスムーズになるどころか、お互いの理解と議論が発展します。
コメント