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[ミラノ観光 vol 7.] Artemide(アルテミデ)イタリア照明ブランドの雄

イタリアデザイン

こんにちは。羽山(ys_h)です。

ミラノのデザインショールームをご紹介するシリーズ第7弾。今回は、Artemide(アルテミデ)です。

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目次

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Artemide(アルテミデ)ってどんなブランド?

アルテミデは、イタリアを代表するモダン照明器具のブランド。1959年に創業され、デザインとそれを実現する技術開発力で世界的に高い評価を受けています。様々なデザイナーとコラボレーションをし、MOMA(ニューヨーク近代美術館)のパーマネント・コレクションにもなっているミケーレ・デ・ルッキのTOLOMEOやリチャード・サッパーのTIZIOなど、イタリアプロダクトデザインの歴史を作るプロダクトを作り続けているブランドです。

照明といえば、アルテミデは絶対にフォローしておきたいブランドですね。

基礎情報:営業時間・場所等

場所は、ミラノに他のデザインショールームも沢山集まっているSan Babiraエリアの一角にあります。この辺りは、他にもLucePlanやFontanaArteなど名高い照明器具ブランドも並んでいます。訪れた際には、他のブランドも合わせて鑑賞してみてください。

基礎情報
Artemide HP:http://www.artemide.com/home/index.action
場所:Corso Monforte, 19, 20122, Milano, Italia
営業時間:10:00 – 19:00 (日曜を除く)

Artemide(アルテミデ)のショールーム

アルテミデのショールームは、イタリア照明デザインの歴史を語るかのようにして、歴代のマスターピースが見られます。これはとても美味しいです!
以下の写真を見てください!
左から順に、Sergo MazzaのAlfa(1959)から始まり、Angelo MangerottiのLesbo(1967)、Gae AutentiのPatroclo(1975)、Gio PontiのFato(1969)、Livio Castiglioni とGiGiancarlo FranttiniのBoalum(1970)、Mano BottaのShogun(1986)などなど。
様々な年代でArtemideが一流デザイナーとコラボレーションをして作品を生み出し、歴史を作ってきたことが味わえます。
何度通ってもとても刺激的な空間ですよ!
歴代のマスターピースたちが並ぶ。まるで美術館のよう。

Artemide(アルテミデ)の商品ご紹介

ここでは、一つ、印象的な作品を紹介します。巨匠、Ettore SottsasのPAUSANIA(1983)です。

こちら、テーブルランプ、なのです。もはやランプじゃないみたいですよね(笑)宇宙から来たのかと思わせるほどの、斬新なデザイン。

これ、それもそのはず、Sottsasの挑戦的なデザイン運動、Menphis(メンフィス)時代の作品の一つ。Sottsasの言葉からは、Menphisにかける彼の情熱が伝わってきます。

メンフィスは、機能を無視した感覚をシンプルに急進化させるものだった。それは、デザイナーが企業や企業家から制約を全く受けなかったから、いったいなにが起こるかを見きわめるための革命的な試みだった。(「時」に生きるイタリア・デザイン 佐藤和子より引用)

まさに、感覚を急進化させるための試み。急進的な試みをデザイナーに任せるArtemideも、 極めて革新的な企業と言えるでしょう。デザイナーと企業家のそんな関係性を提示してくれる、そんな作品と思います。

Ciao Ciao!

Ettore SottsasのPAUSANIA

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