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一眼レフカメラで写真を楽しむ3つの理由。

最近は、iphoneなどスマホで写真を撮ることが増えました。instagramなどでは、スマホで写真を撮ってそのままアプリでアップすることもできて、手軽で便利です。フォロワーが万単位でいるようなinstagrammerなんかは、商品写真を撮ってもらって広告塔になってもらう、なんて時代にもなりました。そんな中、デジタルカメラやデジタル一眼レフを使うこともなかろうと思うかもしれません。しかし、ここでは、敢えて言いたいと思います。デジタル一眼レフは、面白い。と。

世界一周旅行に出かけたときに、初めて一眼レフを中古で購入して以来、一眼レフの虜になりました。それ以来、旅行に出かけるときには必ず一眼レフを携えていました。しかし、しっかりと写真の基礎的なこと、所謂、「カメラリテラシー」がどれだけ身につけられていたかというと、正直疑問でした。

デザインの仕事をする上でも、写真は切っても切り離せないパートナーです。カメラや写真について、理解を深め、日々の生活に豊かさと、デザインに深みを増せればと思い、カメラをあらためて学ぶことにしました。

ここでは、デジタル一眼レフを使って写真を楽しむ3つの理由を書いてみます。

目次

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肉眼では捉えきれない、写真ならではの映像効果

普段、人間の目で見えている世界が全て。それは、ウソです。だって、カメラを通して見えてくる世界がそこにはあるから。こちらの方がウソだ、という人もいるかもしれない。現実と虚構なんていうのは、とても曖昧なものです。ただ、写真ならではの現実がそこにある、ということです。

シャッター速度は、動感表現

シャッター速度を変えることで見えてくる世界。写真は、静止画だから、時間を止めている。シャッター速度を何秒にするかによって、見える世界が変わってくる。滝がいい例。滝は、ゆっくりシャッターを切れば、流れる水の動きがそこに写る。逆に、1/2000ほどの速さで捉えれば、水滴と水滴がぶつかり合って弾ける様を見ることができる。シャッター速度は、動感を表現できる。

絞りは、ボケ表現(Bokeh)

露出を決めるもう一つの要素、シャッター速度が動感表現なら、絞り(F値)は、ボケを表現する。ちなみにボケは、国際用語になっており、Bokehと言うらしい。(このあたり、カメラの世界市場No1をずっと維持している日本から、写真文化が作られている、といえるかもしれない。とてもおもしろい。)きれいなボケは、同心円の丸で表現される。とても綺麗。

表現するための「私的な」露出を得る

露出は、もう一つ、ISO感度でも決まる。露出は、カメラの設定でできちゃう部分もあるけど、写真の喜びが得られるのは、「私的な」露出を得ること。自分にとってのこれだ!っていう露出を得ると、とてもおもしろい。写真も、表現の手段なんだ。

「美しい空の時間がある。マジックアワーとかブルーモーメントと言われる。丁度日が沈むころ。」

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多様なレンズによる表現の違い

レンズによる表現の違い、これもまた、一眼レフの醍醐味でしょ。人間の目と広角レンズによる遠近感の誇張。望遠レンズによる遠近感の圧縮。「レンズを何を使うか。それから、どこから映すか」これで写真が決まる。レンズが決まったら、一箇所しかない。

カメラメーカーは、広角レンズを作るとき、このレンズでどこまで被写体に近づけるか、ということ「撮影最短距離」をいかに縮めるかにしのぎを削っている。

「ひまわり畑のボリューム感を出すためには、どのレンズを使うべきか。望遠レンズ。」

「雨最高!雨が大好きになる。被写体の色ののりが全く違う。」

「動物園の檻の中のフラミンゴを映すためには、望遠レンズで出来る限り被写体に寄って、開放で撮る。そうすると、ボケでかつ被写界深度が浅くなって、手前の檻が消える。」

「被写界深度は、手前に浅く、奥に深い。だから、迫力を出すためには、少し手前に焦点をあわせるのがよいんだ。」

フィルムを作ることができるデジタルカメラ

デジタルデータは、フィルムの写真よりも、そのままだと「眠たい」写真になる。レベル補正かトーンカーブで修正を施すこと。一方、デジタルカメラは、カメラの中でフィルムを作れるんだ。そう考えると、写真がもっともっと楽しくなる。何万通りのフィルムが自分で作れる。

「写真で一番変化をつける要素は、カメラアングルだ」

「寒さ、これを写真でどう表現するか。青みをつけるか、など。」こういうテーマを持って絵で表現すること。」

「写真は、見えない部分を作る。これが大切。脳の中で人は勝手に想像するから。」

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