2017-03-15

デザインの「ゴールド・エクスペリエンス」 無から生命が生まれる瞬間

デザインの仕事をしていると、極稀にこのような瞬間がある。

これは、「人間中心設計」とか「デザイン・ドリブン・イノベーション」とか、デザイン思考的な方法論を超えたところにあるように思う。

ジョルノ・ジョバァーナのスタンド、ゴールド・エクスペリエンスは、無機物から生命を生み出す。(僕の大好きな荒木飛呂彦先生のジョジョの奇妙な冒険の第5部の主人公のスタンドだ。)
まさに、僕はこの種の体験を「デザインの「ゴールド・エクスペリエンス」」と呼んでみたい。


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デザインの「ゴールド・エクスペリエンス」: DGE

これは、ふとした会話などから、アイディアが一気に舞い降りる瞬間、とでも言えばいいのだろうか。

デザイン思考として、調査からアイディエーション、プロトタイプに流れるプロセスを設計していたからといって、DGEは訪れるとは限らない。むしろ、実は、設計されたプロセスからの逸脱にこそDGEは潜んでいるかもしれない。(デザイナーとしては、そこにDGEが潜んでいるかもしれない、と嗅覚を効かせられるかが、極めて重要である。ときには、当初の設計を大きく脱線してでもプロジェクトの舵を切らなければならない。(この種の意思決定が、デザインの仕事において最も重要かつ重大で、難しいところかもしれない。経営者の意思決定問題と似ているかも。。)

なぜ、ゴールド・エクスペリエンスか?

その瞬間は、ロイヤル・ストレート・フラッシュのようにすーっと先までひらけてくる。その上、アイディアの筋がよく、コンセプトとしての斬新性と広がりに可能性がある。

人間行動の観察だったり、メタファーだったりから生まれるものでもない。それでいて、無理がない。ダビデ像のような美しさと精巧さがそのまま目の前にあらわれるかのよう。

もちろん、デザイン思考の教科書をただなぞっていてはたどり着けない。デザインの「ゴールド・エクスペリエンス」の発生の鍵を探るべく、日々精進してみよう。


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