2015-06-19

[バルセロナデザインウィーク2015レポート] スペインのデザイン都市の祭典。

こんにちは。羽山です。

2015年度のBarcelona Design Weekに行ってきました。

BarcelonaはGaudiの建築もあり、Museu del Disseny de Barcelonaもあるデザイン都市。
ここで6/8-6/13までの期間、様々なワークショップやトークイベントが行われました。
スペインのデザイン都市、Barcelonaのデザインウィークでのイベントの内容をご紹介します。

参加したイベントは、どれも面白く(MilanoのDesign Weekと違ってお金かかったけど。)、勉強になることが多かったです。僕が参加したのは、下記のイベント・ワークショップ。


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Metaphor Method by Exipple Studio

メタファーを使ったideationのメソッド。
デザイン思考といえば、人間中心アプローチが大前提化しているように見えますが、観察からの出発ではなく、メタファーから出発するのが斬新なアプローチでした。

僕の通っているPotitecnicoもBack to peopleを第一ステップとして、メタファーの重要性を説いていたこともあり、それほど大きな驚きではなかったのですが、やや方法論が違いました。

メタファーカードを用いて、グループ全員が同じイメージを共有し、そこから連想されるイメージを言葉や図、イメージにして落としていきます。そこからのクラスタリングはKJ法的で、馴染みのある方法に収斂していきました。

面白かったのは、全く異なる分野の話でも、メタファーを使うことで類似点だとか、着想を違ったカタチで得られること。
例えば、E-mailのサービスを革新するために、IKEAのメタファーを使って、IKEAが持つ特性をE-mailの持つ課題に当てはめて解決策をその場で視覚的に組み立てていく。IKEAの持つモジュールだったり、ライフスタイルの提供といった特徴を、E-mailサービスに当てはめてみるとどうなるか。そうやって組み立てていく中で、今度は別のメタファーを付け加えて、Prototypeをブラッシュアップしていく。メタファーの数を増やし、反復することで、元々のIdeaを磨き上げていく。

基本的なステップは極めて一般的なデザイン思考のステップに似ていて反復を前提としているのですが、出発点や使うツールが異なることで、出来上がっていくprototypeが異なるのです。

課題意識を持ったのは、当てはめるメタファーの選定。選定されるメタファーによって当然アウトプットは異なりますから。また、出発点がユーザーでないので、ユーザー視点がどうしてもかけてしまいがちなので、クライアントを相手にした実際のプロジェクトでどれだけ説得力を持って提案ができるのかな、という点に課題を感じました。

Sketching and Rendering by 4-id Creative Network

Ideaを絵に落とす技術を身につけようととってみました。先生方は、車のプロダクトデザインが専門の方々。非常に興味ふかいかったのは、いわゆるRapid Prototypeを嫌うこと。ゆっくりと時間をかけて2DのSketchとRenderingから顧客と認識をすりあわせていって、3DのSketchとRenderingに移っていく。きっとこれは自動車というデザインオブジェクトの特性もあるでしょうし、Rapid Prototypeのような革新的な何かを生み出すという話ではないからかもしれないなと思いました。
また、枠を抑えた上で、その枠の中で自由に発想し、デザインしていくことはとてもおもしろかった。しかしながら、同時にその難しさは、まさにスポーツ選手のようにSketchだったりモノのカタチを観察したりと日々鍛錬することの必要性を痛感しました。周りにいた受講生の素描の早さとIdeaの斬新さと完成度の高さにはただただ驚かされました。彼ら彼女らはプロダクトデザインが専門なので慣れているでしょうけれど。
デザイン思考的なプロセスに当てはめると、やはりプロダクトデザインの分野でユーザーリサーチを終えてアイディアをカタチにする初期段階でデジタルに行く前にカタチを描きまくってすり合わせる、といった場面で活きてくるかと思いました。Ciao ciao!!


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